狂四郎2030 徳弘正也

狂四郎2030 1 (ジャンプコミックスデラックス)
最初この漫画を彼氏が古本屋で10巻セットで買ってきたとき、なんちゅー無駄遣いしてんじゃボケなんて思ってしまいました。どうにも徳弘氏の絵柄は昔から駄目だったのです。絵柄で読むのを躊躇するのは大変危険な行為であることは重々承知していたはずの私でしたが、彼の絵だけは頂けなかったのです(だって女の子ジャアン?
結果的には、彼に土下座してお礼を言わなくてはならなくなりました。ついでにケツも鞭で打って頂いてもまだ足りない程。(あれ?)
作者曰く、「おちんこ漫画」。おちんこて、ねえ。女性はここで3割強は逃げ出すはず。でも待って頂きたいのです。恋愛漫画がご飯の次に好きだというような女性にこそ、この作品を読んでほしいのです。奇麗事のお花畑な少女漫画、確かに良い。私も好きです。大好きです。でも、男と女はそれだけではないはずなのです。死ぬほど好きな男がいたら、どうしたいでしょうか?そりゃあもう恋のワン・ツーSTEP踏みますよ。でも最終的にはセックスしますでしょう。パパとママの愛の結晶ですよ私たちは。
なんて事書くとなんだか昼ドラでもできちゃいそうな官能的な漫画のように思えますが、この漫画にもうひとつ説明をつけるとしたら、「近未来SFバイオレンス」なんて言葉もよく似合うのです。「おちんこ漫画」「SFバイオレンス」「愛」・・・?どういう作品なのでしょうかこれは。素晴らしさが表現出来ないことが歯がゆいです。精進いたします。とにかくしめなくては。もう時間だし。やばい延長料金が!
とにかくこの作品は誰がなんと言おうとラブ・ストーリーです。最初の数ページでくじけず、ぜひ全巻読破して頂きたいのです。カップルなんかでこの漫画読んじゃった日にゃあ〜夜は涙とコンドーム無しには終われません!
(あー結局下ネタか)