スイッチ 望月花梨
- 作者: 望月花梨
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2001/03
- メディア: コミック
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望月花梨は文学性が高い(とされる)少女マンガ界でも特に詩的で、綺麗で、切なくって、とにかく大好きな作家です。「欲望バス」とか「コナコナチョウチョウ」とかも大好きなのでいつか紹介したいです。
先生と生徒の恋愛っていうには、あまりにも恋愛恋愛していないこのマンガ。こっそりラブラブしたり生徒にバレそうになったり冷や冷やして、なんてドキドキの展開はありません。
だけど、確かにこれは「恋愛マンガ」なんです。主人公の痛々しいほどの人を思う気持ちが、きっと紙の上からでも心に触れてくると思います。
先生と生徒っていう危険な関係だとか、もろもろが合わさって、ほんとうに切なくって綺麗なものになっています。この時期の私にとって忘れられない作品になりました。