価値観

私の学校は、私立大学の付属高校なのでほとんどの生徒がこの私立大学に進むのですが、当然のごとく、それ以外の生徒に対する受験対策はまったくといっていいほど十分ではありません。私は他大学の受験で、特に学校の助けも必要としてないからいいけど、それにしてもたまに頭に来ることがあります。
たとえば、進路説明会、といって授業を2時間も削って集会を開いたかと思えば延々と自校への推薦方法(特殊な推薦方式があるのです)の話をされ、それ以外の進路の人はぽかーんと眺めているだけ、といった具合です。
まあ少数派だしいちいち文句言っていても仕方ないかなーとか思って、私は空き時間に楽典とかひとり○×ゲームとかやって(後者は死ぬほどつまらないです)なんとか暇つぶししているのですが、なによりも一番頭に来るのは、先生方の発言です。
うちのような私立大付属でなくてもどこの進学校(ここでは主に就職より進学のほうが多い学校の意)でもそうだと思うのですが、就職や専門学校を目指す人を軽んじるような発言。平気で「就職は勉強しなくてもいいけど」とか「専門だったら金があればいいけど」とか言っちゃうんですよね。教師って、授業を教えるだけじゃなくて、色々な意味で生徒の師であって、道を指し示さなくてはいけないのに、なんでこんなことを口に出せちゃうんでしょうか。
職業に貴賎なし、と言ったのは福沢諭吉だったでしょうか、どの職業もだれかがそれを望んでいて、必要とされているから成り立っているのであって、それと同様にどの進む道も必ずどれがいいかなんて決まっていないはずなのによりにもよって先生がそんな考えをしているようじゃどんな進学校だって結局は何も教えてあげられていないんじゃないでしょうか。
悲しいことに私の学校はこんなところですが、これから自分の子供とか、孫とかが学校に通っていくとき、こんなところには絶対入れたくないです。なんかただの批判だけになってしまった・・反省。