働きマン 安野モヨコ

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(1) (モーニング KC)

働く女シリーズ、その2で。
マスコミ業界の仕事、といっても仕事は有名人のスキャンダル撮りのための張り込みだったり、不本意な仕事を任せられてしまったりと、苦労の多い主人公。でも、追い込まれて極限までモチベーションが高まったとき、彼女は「働きマン」に変身するのですーー
と書くと、シュワッチとかいって何か特殊能力を持った超人に変身するかのように誤解されそうですが、ただ「仕事」をがむしゃらにこなす、自分の持ってる能力を最大限に使って「働く」人間になるだけです。
しかし「働きマン」は主人公だけではなく、毎回毎回仕事をこなすたびに、主人公は様々な「働きマン」と仕事をともにしていきます。
働き方は人それぞれで、黙々と自分の仕事をこなす働きマン、自分が女だというコトを最大限に生かす働きマン、などタイプは違くても自分なりに「働く」人々が描かれています。
働くことの意味だとか、意義だとかを難しく語っているワケではないけれど、読んだ後は素直に働く人たちすべてを応援したくなります。