のだめカンタービレ#12二ノ宮知子

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)

やっと買いました〜〜!!
感想。やっぱり面白い。
先日BECKについて音楽マンガは演奏シーンがどうだこうだエラそうに語ったのですが、
のだめは何が面白いってその音楽が作られるまでの過程や人間性、ほか作品の解釈などがあってとってもわかりやすい。
実際音楽を勉強してる私でも、たまあ〜にツッコミどころ(というか私自身も未熟ですが)あったりするのですが、やっぱり人間描写は巧みですね。
あとはキャラひとりひとりが個性あってどれも嫌いになれないかんじです。
実際楽器ごとのキャラの性格は、ああ〜わかるわあ〜って時もあったりします。
それで、すっごい有名どころの曲が次々と登場してくるのですが、どれもクラシックわからなくても親しみやすい曲ですし、
また独特の表現で曲のイメージや良さが伝わります
このマンガを読んでクラシック聞くようになった人ってたくさんいるんだろうなあって思いました。いい入門書かもしれないです。
特に秀逸だと思うのは、音楽をやっている人たちの挫折や葛藤だと思いました。
よくありがちな天才ピアニストとか演奏者なんてほんのひとにぎりで、
後はたとえば音大行っても風俗嬢のバイトでなんとか学費出したりとか劣等感感じてスランプになったりとか卒業後の進路が決まらなかったりとか、そういう方がたくさんいたり。
スランプとかもろもろも多少簡単に解決してる感はあるもののちゃんと描写してるから、
人間味がでてクラシック漫画なのに面白い!の理由になったんじゃないでしょうか。
とりあえずいちファンとして一言。
ちあきとのだめのラブなシーンで電車でひとりにやけちゃったよーーー!!!!
くそう・・絶対目の前にいたカッコイイおじさんに見られたよ・・
家で読めばよかった・・・(ひとり部屋でにやにやしてる姿も泣けますが
ちなみに
平成よっぱらい研究所―完全版 (祥伝社コミック文庫)
著者のこの本もオススメです。自分と重ねてみたりまだ自分は大丈夫かもしれないとか思ってみたり。