ちんけな哲学

昨日友人の合格祝いに飲んでしまいました。こんばんは。
いつものクサレ縁女3人組(別名:飲み部)で飲んだのですが、最近の話題はいつもこの3年間の思い出話ばかりになっています。あの時おまえ電柱にしがみついて離れなかったよな!とか、冬の海はマジで死ぬかと思った〜とか、そんな話してると涙がでてくるぐらいおもしろいんです。昔の思い出は楽しい。では今は?
その楽しい思い出の私たちは、本当に心から楽しくて楽しくて、お酒を覚えたばかりの無茶だったり失恋のヤケ酒だったりしたこともあったけど、それはもう無邪気に笑っていたのです。そんな私たちの話をしていて面白くないはずがないわけで。
で今現在の私たちはと言うと、飲んでもそれほどの無茶はしなくなり、それぞれ忙しくて集まれなくなり、色々複雑な立場になりと、どうも昔とは状況が変わってしまいました。昨日はなんだかそんなことばかり考えてしまって、バカみたいに口開けて笑って、飲んで、泣いてしまったのでした。泣き上戸になったフリしたけどたぶんふたりとも変に思ったんだろうなぁ。
変わることが恐くて仕方ないのです。新しい自分への期待とか夢はありますが、当たり前にあったことを楽しかった思い出にして置いていってしまうのが淋しいのです。死を意識してしまってどうしようもない絶望に襲われるのです。モラトリアム?思春期?
結局は今を大事にするしかないってことなんでしょうか。単純だけど。死が絶対避けられないものならば喪失は必然なのでしょう。今はニヒリズムに走ることも無常感を悟ることもできない私はとりあえず悩んでいようかと思います。悩むなやむ。