理想と現実

今高校3年生。私だけでなくこの学年すべてのひとがそうであるように、人生というものを決めなくてはならない時になってます。
私は音楽の道に進みたいと思い芸大進学を希望し,それに向けて勉強をしている状態です。
だけどこの進学を決定するまでにさまざまな問題がありました。私の中ではもちろんはっきりと決まっていたのですが,問題は両親の承諾を得ることでした。
はっきり言って,音大やらなにやらってのはお金がものすごくかかります。で、少数の努力家の方をのぞけば大体お金にそう大した問題はなく、純粋に音楽を学びたいと思った気持ちそのままでこの道に進んでいると思います。偏見だったら、ごめんなさい。
でも私の家ではその金銭的な問題でひっかかりました。決して貧乏だというわけではないのですが(私立に行かせるぐらいだし)、下にまだ小さい弟がいるということでまず大反対され、半年ほど必死に頼み、説得しつづけてようやく承諾を得られましたが、私立の音大はムリだということになりました。
それだけではなく、さまざまな面でも最低限の資金(レッスン代やらなにやら)を要求され練習とバイトの両立をしなくてはなりませんでした。
でもこれぐらいの困難ぐらいで諦めたり駄目になるぐらいだったらこの道を諦めた方がいい、むしろ逆境は良い経験良い励みになると思い努力してきました。
でも先日両親にまた呼び出され、まだ気持ちは変わらないのかといわれ、音楽は趣味で続けろだとか他の道の方がむいてるだとかよくある反対をされました。
それだけだったら確かに両親の心配もわかるし、傷つくこともなかったのですが。
夢なんかみてるな。理想と現実は違うんだ、と言われました。
あー、これはなんだか悲しいな。と思いました。確かにもうウルトラマンになりたいとか言ってる小学生じゃないんだから、なんにでもなれるわけじゃないってことぐらいわかります。まだまだがきんちょだから世の中のことわかってるようでわかってないかもしれないってことも。
だけど大人って夢見ることをこんなに簡単に否定するものなのでしょうか。子供に夢をみなさいとか言うくせに努力させてみることもしないで全否定するのでしょうか。
まだ親に頼ってる時点でこんな不満言ってる自分も自分だけど、さすがにへこみました。諦めないけど。
自分はどんな大人になるんだろう。