ブギーポップは笑わない 上遠野浩平

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))

最初電撃文庫ってオタクな女のためのもんでしょ?とか軽く考えていたのですが(そのころ半オタクだったくせに!)この作品にはびっくりしました。
ほんとに私の理解力がないせいなのかもしれませんが、1度読んだだけではなにがなんだかさっぱりわからない。とにかく不思議で不思議で読み終わったあとどっと疲れます。
ただの奇妙な話というよりは一種の哲学的なものさえ感じました。ぐるぐると回るブランコに乗りながら地球の裏側、日本と似ているようで似ていない異世界の出来事を不思議な地点から眺めているような気分になります。それはもしかしたらブギーポップの視点と同じなのかもしれません。